教育、文化、科学(物理、医学)

2013年05月23日

2013年5月21日 掲載

 横浜市の林文子市長が20日の会見で、一時は全国最多だった市内の待機児童数が「ゼロ」になったと明らかにした。「待機児童ゼロ」は安倍政権が掲げる成長戦略のひとつ。菅官房長官は「人口370万人の横浜市でゼロになった。横浜の取り組みの全国展開を図りたい」と言い、安倍首相も21日、横浜市内の施設を視察し、待機児童解消に臨む政権の姿勢をアピールする。

 だが、案の定というか、この「ゼロ」にはカラクリがあった。横浜市は04年に待機児童(0〜5歳)が1190人と全国の市町村で最多を記録。10年には過去最多の1552人となり、09年に初当選した林市長は「待機児童数ゼロ」を最優先に取り組んできた。

 対策の柱は、民間企業の参入促進と、児童福祉法の基準よりも緩い「横浜保育室」などの活用などで、今年4月1日時点で待機児童「ゼロ」を達成したという。

 さすがは、高級車のBMWを5年間で400台も販売し、BMW東京社長から日産自動車執行役員まで上り詰めた女性キャリアウーマン市長だ。公約通り政策実現かと思ったのだが、市の公表資料を見るとチト変だ。認可保育所への入所を希望しても入れなかった「保留児童」は1746人に上り、「横浜保育室」などに預けられているのだが、保護者が育休中だったり、自宅で求職活動しながら面倒を見たりしている児童も303人いる。このほか、希望する保育所に入所できない児童も566人とある。

<数字のトリック>

 この児童たちは「待機」と一体何が違うのか。
「市は施設の設置基準を緩和し、民間企業の参入を促してきました。その結果、施設は増えたのですが、駅の高架下など、環境的に恵まれない場所も少なくありません。近くに公園があれば園庭がなくても設置できるため、園庭がない保育園も増えています。保護者としては、できればそういう保育園に子どもを預けたくない。希望の保育園に子どもが入れなかった場合、仕方なく育休延長などで子どもの面倒を見ている。それでも市は『施設を紹介しても入らないのは、待機児童ではない』というスタンス。紹介すれば入園しなくても待機とは数えないのです」(横浜市政担当記者)

 つまり、市のサジ加減でゼロになっているのだ。
「市は待機児童とカウントしないための作業を行っているのです。児童福祉法では自治体が保育を提供する義務があると規定されている。見せかけの数字を公表するのではなく、親も子どもも安心できる保育所整備を図るべきです」(横浜市議の白井正子氏)

 数字のトリックにだまされてノコノコと視察に出掛ける安倍首相。頭の中はパフォーマンスばかりで、やはり肝心なことはナ〜ンにも分かっていない。


日刊ゲンダイ
http://gendai.net/articles/view/syakai/142474

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2013年01月21日

大阪市立桜宮高校の体罰問題を受け、橋下徹 大阪市長が、来月実施される体育科とスポーツ健康科学科の入試を中止するよう求めていましたが、先ほど、市の教育委員会が正式に決定しました。

橋下市長のこの考えについては、理解を示す声がある一方、在校生や保護者を中心に批判も多く出ていましたが、この方はどうご覧になっているのか?スポーツ評論家の玉木正之さんに電話をつないでお話を伺います。

tamaki




玉木正之さん(スポーツ評論家)



体系の入試が正式に中止になったんですが、玉木さんはこれをどうご覧になっていますか。

一言で言うなら残念だが仕方がないと思います。残念だというのは新しく新入生を採っても新しい考え方さえしっかりしていれば、出来ることだと思います。いわゆる改革が。ところが、新しい考え方に気づいている人があまりにもいないから中止も仕方がないかな。一年間かけて先生も教育委員会の人も市長さんも勉強して欲しい。というのも体育の授業というのも高校でどうあるべきかというのが誰も出ていないんですよ。インターハイに出て良い成績を残せばいいんですかということですよね。

体育の授業というのには僕が考えているのは三種類ありまして、理科系の体育、文科系の体育、実践系の体育。理科系の体育は筋肉がどういう影響を及ぼされるか、生理学的に肉体がどうあるかというのを勉強するのかです。文科系の体育は例えばバスケットボールのルールがどういうふうにして生まれて誰がどういうふうにして作って発展したのかということを勉強する。実践系の体育はバスケットボールならバスケットボールをやる中でバスケットボールを身に着けるということです。3つのうちの理科系、文科系の体育が一切行われていないという現状の中でそういうことすらあるということにすら気づいていない人々の間で果たして改革が出来るのかどうか僕は非常に疑問に思っていますね。

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2012年02月01日

一色清(AERA新編集長)さん:

(今週の『AERA』の注目記事から)



iwakami





岩上 安身さん:

http://iwakamiyasumi.com/

http://twitter.com/#!/iwakamiyasumi

岩上安身のIWJ特報!



東大はアホですね。本当にアホですね。東大だけはやればいいと思いますが、他大学は追随しないほうがいいと思いますよ。『AERA』の記事で中小企業が国際的な人材をどこまで必要なのよ。そういうことを真面目に考えていったら、確かに東大の学生たちは優秀でグローバル社会で対応していく人材がいるかもしれない。就職もまあまああるでしょう。でも、他大学の学生は秋入学でどれだけメリットあるの。グローバルスタンダードというのにあわせてどれだけメリットがあるの。馬鹿げてますよ。本当に馬鹿げています。それは勘違いもいいとこです。しかも国際ランキングを上げるためと言っているでしょう。本来は教育の内容と研究の内容で上げるべきランキングじゃないですか。それを秋から春にしたら上がるんじゃないかというのはさもしい。言っていることがさもしい。いいんですよ。東大が20位以下でも30位以下でも。東大法学部を出て官僚になっていったりとか、日本のエリート層を形成するのに何ら変わりはないわけですから。見せかけだけのランキングを上げるなんていうのは。東大に入ってくる人は一種エリート層になっていくんで一種のハンディも覆せると思いますが、他大学がこんなものに追随する必要はないと思います。ほとんどの日本人はドメスティックに生きるわけですからそんなものにあわせていく必要はないと思いますね。


真下には巨大活断層 六ヶ所村核燃料再処理再開の暴挙


アナウンサー:日本原燃は福島第一原発事故以来ストップしていたアクティブ試験を2月下旬にも再開する予定。

一色:下北半島の大陸棚外延断層は99パーセント活断層と言う学者の方がそれなりにいて、そこは尊重しないといけないと思います。

アナウンサー:アクティブ試験は本格操業に近いんですよね。

一色:普通の原発以上にはるかに危険ですね。つまり、普通の原発で一年間に出す放射能を一日で出すというところですから。巨大な地震が来た場合に非常に恐ろしいことになりますよね。

アナウンサー:東京電力福島第一原発事故の比ではないということ。

一色:そうですね。オーバーに言うと人類のもんだになる。

アナウンサー:再処理工場の試験運転の再開の決定。いかが思われますか。

慎重にも慎重を重ねないといけないですよ。推進側は真直下の活断層はないんだと言っているんですが、太平洋側の下北半島沖に非常に地震層があって、それが動いているということが言われていますよね。ずっと不気味に地震が続いている。もし万が一ということがあれば終わってしまいますよということを真剣に考えないといけないわけです。地震は止められないから。どうにもできないわけです。ところが、1月30日付けの読売の社説は核燃料の再処理の試運転は確実な成功を目指せって。どの高みから言っているのかわかりませんが、命令調で社説を書いているんですよ。読売は万が一のことがあって責任を取れるのかというふうに聞きたいですね。こういうふうな無責任な世論を煽るようなことを言って自社で何も責任が取れないでしょうあなたがたと。原発の導入期から読売は正力松太郎以下関わっているんですよ。社として根本的に原発導入責任という歴史的な責任を負っているのに未だに反省の色も何もない。振り返りも一つもしない。本当にこういう新聞が世論を担っているといいますか、世論形成に大きな力を持つということをはがゆいというか異を唱えたいですね。

アナウンサー:ここが本格稼動すれば通常の原発から出る放射能1年分を1日で出すというそんなところがいかれちゃったら本当に世界、地球規模ですよね。

今まで地震なんて起きない、地震が起きても何万年に1回だと事故なんて大変な確率なんだと言って来た。あっという真に起きました。何で今ままでの安全神話で作り上げられてきた延長上で同じように物を考えるんですか。全部見直しをしないと、私たちは本当に日本列島で生きていくことはできなくなりますよ。一から考え直すことが物凄く必要なことじゃないですか。

(2012年01月30日 文化放送 夕焼け寺ちゃん 活動中 から)




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2011年07月02日

きのう、長野県で震度5強の地震があって、東京にお住まいの方は、久しぶりの緊急地震速報に身構えた方も多いのではないでしょうか?
地震発生直前であれば、実際に発生している地震波をキャッチするということで、もちろん、大変な技術だと思いますが・・・どうやって速報を出しているかの理屈は、素人でもなんとなく理解できます。でも、今回の震災であらためて、その難しさを露呈したのは「地震予知」の分野です。

菅総理が浜岡原発を止める時に30年間で大きな地震が87パーセントの確率で起こるから止めたと言った。福島第一原発では実は0パーセントだった。問題ですよね。

そこで今夜は、「地震予知研究は税金のムダ使いだ!」と断じている東京大学大学院 理学系研究科 教授 ロバート・ゲラーさんをお招きして、なぜ、福島第一原発周辺での大地震を予測できなかったのか?など、お話を伺いながら、地震予知が不可能だとする根拠について、一緒に考えてみたいと思います。





ロバート・ゲラーさん:




東京大学地震研究所の所属ではないんですか。

そうです。私は大学院理学系研究科ですが、昔理学部と呼ばれましたが、17年ほど前にいわゆる大学院重点化があって理学部は理学研究科になり、工学部は工学系研究科になりほとんど同じですがネーミングが変わりました。

地震研のある東大で真正面から地震予知は無駄だと言っていると学内に居づらくなることはありませんか。

全然問題ありません。お亡くなりになった竹内均、彼は東大名誉教授でしたが、ニュートンという雑誌の初めての編集長でした。竹内先生は引退する前に理学部の教授でした。僕は竹内先生と同じ講座の教授を今しています。竹内先生は35年前に地震予知を痛烈に批判しました。

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2010年12月17日

今年も、この番組では、色々な教育問題を取り上げてきましたが、例えば1月には「ひとクラスの人数を現状の40人から少人数化する方針で見直しに入った」というニュースがありましたし、3月には「脱ゆとり教育の方針が教科書検定の結果にも表れてきた」というものも。
そして9月には、「小・中・高 各校が確認した暴力件数が6万件を突破」実は、これらのニュースはすべて、尾木ママこと教育評論家の尾木直樹さんにそこから見えてくる教育界の現状について解説して頂きました。

そこで今夜は尾木さんをスタジオにお迎えして、ふたりの娘さんのお父さまでもいらっしゃる尾木さんの子育て方針など、知られざる尾木さんの素顔について、お話を伺ってみたいと思います

ogi




尾木 直樹さん:(教育評論家)

http://www2.odn.ne.jp/~oginaoki/



教員から教育評論家になられた理由は。

ゆとり教育になった転換が2002年というよりももう一つ前の段階で中学校で言うと1992、3年あたりなんですよ。ゆとり教育は教える時間が減ったり中身がやさしくなったと理解されていますが、本質的には学力とは何か学力観を大転換した。戦後初めて。文部省が新しい学力観を発表して態度の良い子のほうが学力が高い態度主義に入った。手を挙げてにこやかだと80点でも5で100点の子は4になる。1994、5年に続出して塾の関係者から問い合わせがいっぱいあった。

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2010年11月21日

テーマ「なぜ学校側は、いじめを把握できないのか?」

ogi




尾木 直樹さん:(教育評論家)

http://www2.odn.ne.jp/~oginaoki/



群馬の件はどう思いますか。

把握できていたわけですよね。対応が出来なかったのに問題がある。このクラスは学級崩壊して。学級崩壊は担任が子供たちからいじめられている状況です。小学校5,6年の学級崩壊は。指導なんてできっこないんですよ。そういう状況を校長が把握したら一刻も早く担任を更迭して違う担任を据えなくてはいけなかったんです。一日で回復します。校長の管理責任がこの学校では極めて大きいですね。担任が子供たちにいじめられている状況でその担任がいじめられている子供を救えますか。

生徒が先生をいじめる構図は。

不満とかストレスが鬱積しているので子供たちはターゲットを求めていますよね。加害行為をしている時は物凄い不満が鬱積していたり自分が愛されていないとか何かの捌け口なんですよ。小学校6年生になると勉強とかの圧力もかかってきますよね。そういう時に一番いじめやすいのは担任なんですよ。担任の先生は大人で権力も持っていて強い、その人をいじめてクラスが団結する。とことんいじめ抜きますよね。建て直しは無理です。担任を交換しなければ。

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2010年10月02日

五郎さんが「今週1番のニュース!」と推す、ブリューゲルの真作。日本の報道では、そのスゴさが正確に報じられていないといいます。

yamada





山田五郎さん:



9月26日ぐらいに各紙に載っていたんですが、スペインのマドリッドのプラド美術館にある個人の人から預けられて修復をしていた作品があったんですよね。16世紀のフランドルの大変な巨匠のピーテル・ブリューゲルの新作だったという事が判明したんです。凄くわかりにくい記事だった。ブリューゲルの作品は晩年の10年くらいに集中していて世界でこれまで40点しか確認されていないと言っているんですよ。あれっと思った人も多い。この間も文化村でブリューゲル版画展をやっていて40点どころではなかった。新潟、京都に行く展覧会ですが。40点は署名があって真作と認められた油絵の作品。

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