スポーツ

2012年10月01日

早大ラグビー部員暴言問題。なぜマスコミは取り上げないのか?(松瀬 学)

2012年9月13日 松瀬 学 『早大ラガーマンの暴言を考える』

寂しい話である。

実は複数の人から相次ぎ、海外滞在中の私のパソコンに「どう思うのか」とのメールをもらった。何のことかというと、早大ラグビー部員が対戦相手の選手に向かって、「五流大学!」「クロンボ!」とヤジを飛ばしたというのだった。事実とすれば、ひどい話である。あまりにも程度が低い。特権意識の表れ、差別的な発言である。

情けない、と思う。私の立場を少し説明すると、早大ラグビー部のOBである。問題発言があった長野・菅平の夏合宿の早大×帝京大のグラウンドにはいっていなかった。だから発言を直接、聞いたわけではない。「ワセダクラブ」のメンバー制のサイトで、早大OBのフリーライターの木村俊太さんが書いたコラムを見て知った。

単なるイチ選手の暴言、単なるイチ大学のクラブの問題というなかれ。早大関係者に限らず、多くの人にこの類の発言の愚かさ、問題意識を共有してもらいたいから、本コラムでも触れることにする。

木村さんによると、8月26日、早大は大学選手権3連覇中の帝京大に0対43で大敗した。その際、観戦中の早大の選手から相手チームに対し、「五流大学!」「クロンボ!」といったヤジが飛んだそうだ。

このコラムを初めて読んだ時、「ほんとうかな」と思った。でも木村さんとは親交がある。あの人がウソを書くわけがない。木村さんは帝京大学のサイトにも原稿を書いているから、フェアな立場から暴言を問題視したのだろう。

木村さんからメールももらった。驚いたのは、マスメディアの記者たちもこの発言は聞いていたそうだ。なぜ、原稿にしないのか。どうでもいいこと、と思ったのか。記者のセンスを疑う。問題意識の欠如を嘆く。

確かに言葉の一部の切り取りは危険である。前後の流れがあろう、何か言葉の応酬、伏線があったかもしれない。それでも、この言葉は幼稚である。悪質である。品がない。相手に対する信頼も敬意のかけらもないのだ。

個人の発言だろうが、問題の深刻さは、他の部員が怒らなかったことである。この差別発言を容認したことである。ある意味、周りの部員たちも同等の罪があると思う。

続く

http://news-log.jp/archives/3715



スポーツをやるということ何なのか。悲しいを通り越して憐れだ。

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2012年02月27日

tamaki




玉木正之さん(スポーツ&音楽ライター)



吉田照美さん:今日のキーワードは財団法人(Non Profit Organization)

財団法人は英語に訳すと元々NPOなんですよ。財団法人をもっと簡単に作りやすくしようというのでNPO法案というのでできたんですけど。

昨日あった東京マラソンが今年から財団法人の主催になった。去年までは東京都の主催だったんですが、これについては誰も言わないんだけど、今、財団法人を整理しようというのはご存知ですよね。天下りで訳のわからない財団法人が多すぎるという時に東京マラソンでみんなが喜んでいると。だから、財団法人を作ってもいいだろうとみんなスルーしちゃったんですが、スルーしたけれども東京都にとっては素晴らしい天下り先という言い方も出来ますよね。

一般財団法人 東京マラソン財団役員名簿

3万5000人のランナーが出場したわけでしょう。一人出走料が1万円で3億5000万円。それプラススポンサーのお金、放映権料が入る。同じようなマラソン大会を主催しているニューヨークシティマラソンは株式会社です。10人ぐらいの常勤の社員を雇って、非常勤で20人ぐらい雇って年に1回のマラソンのために株式会社でちゃんと利益をあげている。こういう天下り先になるようなお金を儲けなくても比較的高い給料を出すような組織を新たに作らないほうがいいですよ。作る時にみんながそれに注目しないと作られてから。

今年から始まった横浜DeNAベイスターズ、横浜スタジアムがありますよね。これの第三セクターで出来た株式会社ですが、これの取締役に横浜市の職員の方がかなり入っておられる。なかなか良い天下り先になっているんですよね。

横浜スタジアム

吉田:結局は天下りなんだ。

おまけに横浜スタジアムは毎年黒字です。2億5000万〜3億の黒字を出している。それでベイスターズのほうは毎年赤字で困っていてTBSはDeNAに売ったわけですよ。そんなことをするくらいなら横浜スタジアムで球団を持てよと。

東京マラソンもね。一体どうなっているのかと考える時に東京都の職員なんかがやるよりも民活というのはこういう時にやるべきで。

吉田:いつの間に財団法人がやるようになっちゃったのか。東京都民も知らない間だよね。

都民のためにやっているというよりも自分たちがやってやっているんだぞというような姿勢が見えるのがつらいですよね。

吉田:話を聞いて腹が立って。

もっと腹立つことがありますから。


今まで培ってきたノウハウですかね。当たり前のように平然と自分たちが安定していける組織を作ると。それが公務員のみなさんのやり方だなと。

吉田:日本は公務員天国ですね。

日本もギリシャもね。ギリシャがどうなっているかを見たら、日本もどうなるか心配になりますよね。

(2012年02月27日 文化放送「吉田照美のソコダイジナトコ」より)



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2011年07月07日

ロシア、グラニール誌

2014年冬季オリンピック開催地のソチ。

ロシアと関係が良くないグルジア議会でロシアがかつてジェノサイドが行った決議を採択したことでロシアを苛立たせている。

18世紀半ばから100年続いたカフカス戦争でロシア軍がカフカフ北西部のチェルケス人の9割を殲滅させた。推定40万人が殺され、50万人が飢え死にまたはトルコに逃げた。

ソチはロシアがチェルケス人から奪った土地。ソチオリンピックのメイン会場となるクロソネポリアーナという所はまさに大量虐殺の舞台となった。チェルキス人にとってみればオリンピックは葬り去られた歴史を思い出させてロシアがひどいことをしたというのを思い出させて世界に知らしめるチャンスでもある。活動家はフェイスブックなどを通じてソチオリンピックをボイコットするべきだということを世界に発信しています。

(『クーリエ・ジャポン8月号』より)


(2011年07月06日 文化放送 夕焼け寺ちゃん 活動中から)

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2010年11月09日

青嶋ひろのさん(フリーライター):



ショートプログラムとフリープログラムの違い

かつては規定のショートと自由なフリーというのがあった。ショートは3つジャンプがあって失敗できない、フリーはだいぶ自由と。今は新しい採点システムになって短いのと長いのくらいしかない。ショートは2分30秒、フリーは女子が4分、男子が4分30秒。ジャンプの数が女子は3つと7つ。男子は3つと8つ。ステップはいくと、スピンはいくつ。あまり変わらないんです。

シーズン中は曲は変わらないですね。1年勝負です。稀に凄く評判が良かったらもう1年使う場合があります。よりうまくなって有利ですが、審査員とお客さんに飽きられる場合があります。

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2010年07月01日

「岡田監督に謝らなければならない...かもしれない放送がここにある!?ワールドカップ・岡田ジャパンを徹底総括」

サッカージャーナリストの後藤健生さん

gototakeo




後藤健生さん:

後藤健生さんの著書



2ヶ月ほど前にスタジオに来ていただいたときには岡田監督のままでいいとおっしゃっていましたよね。いかがですか日本代表の戦い方は。

もう本当に現在の持てる力を全て出した試合でしたね。

日本代表は今までは国際経験が足りないというか技術はうまいけれども試合のかけ引きが下手な部分を感じたんだけど、今回は試合の状況、相手の出方にあわせてゲームのやり方を変えたし、守るときには守る攻めるときには攻めるが出来ていた。昨日の相手のパラグアイは非常にタフな相手ですよ。真っ向から勝負して一歩も引かなかったのは大人のサッカーができるようになったというので凄くうれしいです。

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2010年06月15日

初戦を勝利で飾り、決勝トーナメント進出への期待が高まる岡田JAPAN!
プロの目から見ると、カメルーン戦の勝因はドコにあったのでしょうか?
そして、今週土曜日におこなわれるオランダ戦、日本代表はどう戦うべきなのでしょうか!?
そこで今夜は、スポーツライターの金子達仁さんに電話をつないでお話を伺います。



金子達仁さん:



親善試合、韓国、イングランド、コートジボワール3連敗で練習試合でも点が取れなくて不安だらけだったんですが、金子さんは昨日の試合をどう思いましたか。

練習試合そのものの試合でしたね。形が全く作れない。ラッキーでしたね。シュート一本で勝ってしまった試合でしたから。カメルーンもひどかったですね。呆れるほどひどかったですね。不思議な試合でしたね。ワールドカップでこれほど思いの感じられないチーム初めて見ました。カメルーンのことです。日本代表は思いしかなかったですね。ここまで最もレベルの低い試合でしたね。

チケットも売れ残っていましたからね。

チケットを買わなかった人は正しかったと思っているでしょうね。

1回も出てなかったフォーメーションで4バックでトルシエさんに戻ってしまったかと思ったんですが。何で岡田さんはフォーメーションが固まらないんですか。

自信がなかったということですね。続きを読む

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2009年11月21日

ikushimajun




生島淳さん



バレーボールのグラチャン。報道を見ていても大会の格がわかりにくい。

ワールドグランドチャンピオンズカップ
各大陸のチャンピオン4チームと日本、国際バレーボール連盟推薦の6チームによって争われる大会。
毎年大会があるとわけが分からなくなる。

格を整理すると

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